Windows 環境での ACT-R ソフトウェアの起動・終了方法を説明します． ACT-R のウェブサイトには 簡単なスタートアップガイド があります．
ACT-R の起動は以下の順に行います．
LISP を起動します．ここでは Allegro Common Lisp を使用します．
actr のフォルダに収められている，load-act-r-6.lisp という ファイルをロードします． File メニューから Load を選択します．
ロードするファイルを選ぶための Load File というウィンドウが現れますので， actr のフォルダに収められている load-act-r-6.lisp という ファイルを選んでください． 拡張子が lisp のファイルが表示されるように， ウィンドウ右下にある拡張子のリストを Lisp files に変更します． load-act-r-6.lisp を選択したら [開く] ボタンを押してください． ACT-R のロードが始まり，そのプロセスが Debug Window に表示されます． ロードが終わったら Enter キーを押してください．
これで ACT-R は使用可能になりました． しかし，この状態では GUI 環境が利用できません． GUI 環境を利用するために， 以下の手順を実行します．
actr フォルダの environment フォルダに Start Environment.exe という ファイルがあります．これをダブルクリックして実行してください． 下図のような，空白の Control Panel が現れます． Start Environment.exe へのショートカットをデスクトップに 作っておくと便利です．
Allegro Common Lisp の Debug Window で，(start-environment) と 入力して Enter キーを押します．
すると，ACT-R のコントロールパネルに，いくつかのボタンが現れます． これで GUI 環境が利用可能になりました．
終了するときには， Allegro Common Lisp の Debug Window で，(stop-environment) と 入力して Enter キーを押します． Control Panel からボタンが消えて空白になります． コントロールパネル右上のぺけボタンを押して， コントロールパネルを終了させてください．
(exit) と入力してenterキーを押すと，Allegro Common Lisp を 終了させることができます．
ACT-R にようこそ（寺尾作成 ACT-R トップページ）